1000円で47.4G回り、純増2.9枚という新型AT機種「麻雀物語3」が出ましたが、やはり気になるのはその天井狙いの効率についてです。
AT初当り確率が設定1で1/530と、相当重いため消化時間に時間がかかり効率が悪くなる懸念がありますね。
そこで、今までの高純増AT機種とどれほど効率が違うのか、現時点のスペック解析から比較してみようと思います。
代表的なハイエナ向きの機種である、「アナザーゴッドハーデス」「バジリスク2」との比較です。
麻雀物語3 | アナザーゴッドハーデス | バジリスク2 | |
---|---|---|---|
純増 | 2.9 | 2.9 | 2.7 |
初当りAT確率 | 1/530.2 | 1/459.4 | 1/294.3 |
1k回転数 | 47.4 | 28.7 | 29.8 |
設定1の機械割 | 96.5% | 97.2% | 97.4% |
AT平均G数 | 168G | 256G | 169G |
初当り平均枚数 | 486枚 | 742枚 | 458枚 |
1周平均G数 | 698G | 715G | 464G |
「AT平均G数」は、すべての条件下でのAT初当り時の平均消化G数。
「初当り平均枚数」は、その時の出玉で、単純に純増を掛けた数値です。
「1周平均G数」は、通常時0Gから打ってATに当選して、また通常時に転落するまでの平均G数ですね。
まず、アナザーゴッドハーデスとバジリスク2の差ですが、ハーデスは初当りが重く、バジ2はそこまで重くありませんね。
しかし1周平均G数にたいしての初当り平均枚数はほぼ近い数値になってます。
1周に対しての出玉が高いという事は、それだけ1G分の単価が高いという事になるため、
「初当り平均枚数」÷「1周平均G数」=
が、天井狙い時の単価の基準になってきます。
この場合、
アナザーゴッドハーデス 1.038
バジリスク2 0.987
麻雀物語3 0.696
という数値になりました。
初当り平均枚数はハーデスよりもバジリスク2の方が圧倒的に低いのに、ほとんど単価の違いが無いですね。
これはバジリスク2の方が初当りAT確率が軽く、1周の平均G数が少ないからです。
しかし、麻雀物語3は初当り平均枚数もそこまで高くなく、1周の平均G数もハーデス並なので、単価はかなり低くなってます。
天井狙いの単価自体は、ハーデスやバジリスク2よりも30%程度落ちると考えてOKだと思います。
ただし、これは単純に天井狙いの効率が30%下がるという事ではなく、ハマリG数に対しての単価が30%低いという事です。
単価が低いと認知されれば、その分他の人も浅い所から打たないはずなので、一概に立ち回りの効率が落ちる結果には結び付かないと思います。
1000円あたりのG数が多い事で稼働率が増えたり、天井が深めに見える事からハマリ台が増えたりする可能性もありますからね。
とりあえず立ち回り上気を付ける事は、
時間がかかる機種なんで、多少高めで狙わないと効率悪くなる
…って事です。
麻雀物語3は平均消化時間はハーデスより気持ち少ない程度だと思うので、期待値1800円くらいから打って行くと時給2000円クラスの立ち回りが出来ると思いますね。
7件のコメント
で、実際のところ天井狙いするゲーム数そのままでいい感じですか?
別のサイトだと700G台後半からだと時給換算でいまいちだと判断している人もいます。
天井の恩恵もAT当選のみらしいですね。一応先走りパトランランチャンスとかハマった時に救済みたいな形もあるみたいですけど・・・
まだG数振り分けが出てないので何とも言い難いですが、効率を考えて今の所はAT間780G~かなーと考えてます。
大変参考になります。1周平均G数などデータはたけしさんが算出されているんですか。それとも何かの情報誌からでしょうか。
AT平均G数、初当り平均枚数、1周平均G数は、独自算出です。
ただし、準備中なども入ってくると多少のずれはあると思うので、100%正確ではないと思います。
1Kベースは高いけど天井も高い。
でも、当たりを引いてからの出玉スピードは現行機と変わらないのは魅力ですね^^
もし、強いゾーンでもあればゾーン狙いは時間効率変わらず、むしろ強くなるかもですかね?
それは言えてますね。
また、天井も深くなれば深くなるほど、今までのAT機と同じような効率になってくると思います。
そもそもAタイプの天井狙い機種がないですからね…w
記事でも言ってるように、天井狙いの単価が落ちるのと時給が落ちるのはまた違った問題です。
A+ART機の天井が流行ってた頃の単価に戻るだけなので、別に極端に時給が落ちるとも思わないですね。
とは言っても、別にハイエナに固執する事は無く、設定狙いが喰えるようになればそっちやりますし、全く何も喰えなくなったら稼働はしないです。
もし喰えなくなれば、その分ライバルが減るので、常に状況をみて判断しますね。