期待値の収束と勝率を重視した稼働【Q&A】

Q いつも楽しく拝見させていただいております。
期待値稼働について質問させていただきたくメールいたします。期待値の定義についてはわかっているつもりでおりますが、
いつでも期待値金額が取れるわけではなくブレが発生しますよね。そのブレについてはどの程度のゲーム数をこなしたら収束を向かえる
のでしょうか?

例)凱旋 1000G 天井期待値 ¥+7341となっています。
AT後ストック無し即やめ、です。

これを拾った場合、
天井まで連れていかれて良い継続率が選ばれ大きく連荘し勝利する
場合も、天井直前で当たり単発にてマイナスフィニッシュする場合も
すべてを含んだ\7341であることはわかります。

いろいろなケースがありますが、試行回数/ゲーム数がどれくらいから
プラス域に転じていくものなのでしょうか?

A 凱旋のみならず、期待値のブレはどの機種でも起こりうるものと捉えております。

軍資金がたくさんあっても、どの機種でも、天井手前単発などを繰り返しては、
期待値稼働が勝率(プラスフィニッシュ)を上げる方法として得策なのか
疑問に思うことがあります。

たけしさんにとっては愚問となる内容かもしれませんが、
お時間のある時にお考えをお聞かせいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

いつも見て頂きありがとうございます。

まず、期待値の収束度合についてですが、これは何Gの試行回数で…何%で収束する…などの計算はシミュレートする以外不可能に近いです。

単純なAタイプとかであれば出来るかもしれませんが、
基本的には実践データを元におおよそで考える他ないです。

機種にもよりますが、同じ期待値を取っているのならば、1台あたりの勝率が大きい台ほど収束しやすい傾向はあります。
あとは、当然天井狙いの試行回数も多いほどに収束しやすくはなりますね。

一般的な期待値稼働をしていれば、大体500~1000台くらいこなせば、ブレが気にならない値に落ち着いては来ますが、
期待値ピッタリの完全な収束というのは絶対にしません。

そもそも収束した…っていう定義も人によって違いますからねー。

AT機とかであれば、どんなに台数をこなそうと、実収支にして100万程度は簡単に前後すると考えておくべきですね。

「期待値稼働が勝率(プラスフィニッシュ)を上げる方法として得策なのか?」
という質問については、ちょっと違いますね。

期待値の大きい稼働は、必ずしも全体的な勝率を上げる最善の手段では無いです。

もし絶対にマイナスにしたくはない…という考えで、全体的な勝率を高くしたいのであれば、期待値の大小に関わらず勝率の高い機種を中心に稼動すべきです。

つまり、勝率を最も気にするのであれば、
【①期待値+3000円で勝率40%の台】よりも、
【②期待値+2000円で勝率80%の台】

を、選択すべきなんです。

期待値が多少落ちても勝率の高い台を常に選択する事によって、年間で稼げる平均額は少なくなりますが、その代わりに下ブレでマイナスになる可能性はかなり減るという事ですね。

①の台を100台打った場合、マイナスになる可能性はあるかもしれませんが、
②の台を100台打った場合、マイナスになる可能性はほとんどゼロだと思います。

平均+30万の、波乱でブレやすくマイナスになる可能性がある稼動をするのか、
平均+20万の、安定した収支の稼働をするのか、
…この辺は好みにも寄るので、正解不正解は無いんですよね。

スロットでは基本的に、期待値の大きい台を最優先に打って行くべきだと思います。

ただ、もし資金が2~3万しか無かったら、自分も波乱よりも安定を選ぶかもしれません。
たとえ期待値を削ってでも…ですね。

スロットだと大した差は無いのであまり気にしないですが、競馬や投資関係などは、多少期待値を削ってでも安定を選ばなければいけない…って事は多いんですよねー。

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